TRPG日記(ファーランド物語)セッション4 |
クリストフの日記 ジュヴァンの日記 キュネリアの日記 ・ファーランドの地図とヴァンデミオンの街の地図・shunyanさんのイラストメモ(右から左へ読む)・クリストフの日記非常に困ったことになった。世界の平和のために行動していたはずなのに 大規模な戦争状態になってしまった。由々しき事態だ。 日記よりも今後の身の振り方を考える方が得策だろう。 状況を整理してみる。 まず世界の勢力図だが、 @ブリタニア・リーフェンベルグ連合軍 Aエスタニア軍(黒の騎士団いり) Bカーディス教団 Cミッドガルド軍(未知) それぞれの軍の軽い説明だ。 @世界の希少なオメガダイトを自国のみで手に入れるために行動。 二カ国間は国主同士がつながっているが、その下は不明。 A世界に覇を唱えるためすべての国に宣戦布告。 Bカーディス復活に尽力している。 そのために世界に災厄を振りまく。 C全くの未知数。はたして・・・・ 勢力は4つあれど、現状は2カ国間の戦争状態。最も望まない展開になったと言えよう。 これを打開する方策としていくつか挙げてみる。 @第三勢力を作りだし、天下三分の計を実行する。 具体的な行動としては、ミッドガルドを建てるのがベストか? Aもはや自国のみの益を優先し、他国を滅ぼす為に国主の手足となる。 後の世では血まみれの騎士とか言われそうで嫌だが・・・ 悪逆非道のそしりをあえて受けるか? B手に負えない。あとは勝手にやってくれ。こちらは身近の人たちの ささやかな幸福のために今まで通り冒険者としての道を行く。 仲間のみんなには臆病者と罵られようが…・ Cむしろエスタニアに世界を取らせる。 ブリタニア、リーフェンブルグの国主とは個人的な知り合いでもあり 暗殺の手段が取りやすい。 問題は、その後処刑される可能性大というところだが、 世界の平和のために命を投げ出すのは英雄の務めでもある。 さて。どうしたものか。俺程度の能力では他の道は見当たらん。 なかなか厳しい道のりだが、仲間の皆はどの道を行こうとするのだろう? ミッドガルズが全くの未知数なのが怖い。 これを知るためにあえて使節団としてもぐりこむのはなかなか良い手段と言える気はする。 とりあえずは結論を先延ばしにし、全体の把握に努めてみようか… ・ジュヴァンの日記暇を見つけては笛の練習に励んでいるが、始めたころ程楽しくは無くなってきた。技術的限界を感じ始めているのだ。ジャギュア先生の様な天賦の才が、自分に は無いという事を思いしらされるようだ。だが、音楽の素晴らしさ楽しさが無くなったわけではない、人には向き不向きがあるのだから、自分に出来る音楽を楽 しめばいい。ということで、自己流ながら作曲を始めた。旋律のひらめきを笛で受け止め、楽譜に記してゆく。これがとても楽しい。今度ガリクソン楽士ギルド で作曲の先生を探してみようとおもう。 珍しくセバールの大酒飲みオジーがウィードに用事があるらしく、北海の荒波亭を訪れた。その 時たまたま、エールを嗜んでいた私は、成り行きでオジーとウィードにエールを奢ることになった。ケチな私も一杯ぐらいなら奢ることもあるのだ。が、しか し、運の悪いことに、キュネリアが運んできたエールをオジーが急いでむしりとった時に、オジーの手が滑ってこぼしてしまった。あわててこぼれたエールを拭 くキュネリアとその場に居合わせたエリオスが、何か一瞬驚いたような表情をした事を憶えている。オジーにくっ付いている、女性にはない何かを見たのだろう か、だとしたらご愁傷様としか言いようがない。 我々がどたばたしているところに、魔法使いの弟子ジョシュアが現れた。魔術師ギルド に投げてあった調査が完了したそうだ。早速、仲間と一緒にギルドへ向かった。ギルドの入り口でウィードと門番の間にひと悶着あったがジョシュアがその場を 収めた。ウィードは魔術師ギルドの中では色々と有名らしい。ギルドに無事入ると、ロイ導師から調査結果の説明をうけた。 謎の解明に 加えて私の若干の意見を添えると以下の様になる。ブラージュ村の遺跡にはベルンカステルという魔人が封じられており、そこにあった死体は、魔人を蘇らせる 鍵の一つであるそうだ。そして、その魔人は恐らく復活しているらしい。我々が到達する前にブリタニアのジェレミアの一団が立ち寄ったことから、ベルンカス テルはブリタニアの元にあると予想される。また、エイデル諸島の遺跡にもファティマという魔人が封じられており、こちらでも恐らく復活したであろうファ ティマを黒の騎士団が回収していた。こちらにもジェレミアが来ていたが、我々の活躍で捕縛とあいなった。ジェレミアはカイゼリックの勅命で動いていたらし い。話を魔人にもどすと、ベルンカステルとファティマは時を越える魔女と呼ばれており、邪神カーディスの復活に必要であるそうだ。以上の事から、カーディ ス復活の為に複数の勢力が暗躍していて、着々と準備が整って来ている事が判る。背筋に何やら冷たいものが走るような気分だ。それはともかく、帰り際に、ギ ルド関係者以外の者でも、ロイ導師に面会出来るパスをもらった。 サミット前日となり街も賑わう中、サミットに招待してくれたアルテ ミス姫に会う事になり、一旦セバールに寄って、かつて姫と一緒にヴァンデミオン観光をしたエルゼを連れてゆく事となった。荒波亭から出島を経由しサミット 会場であるコロシアムに向かう道中、新作「僕らは元気に歩く」をピロッポピッポッピッポッポーと演奏しながら、一団を先導した。大陸には呪歌というものが あるらしいが、一度聞いてみたいものだ。 サミット参加者の控え室に入ると、アルテミス姫が挨拶もそこそこに依頼を切り出してきた。 詳しい事を聞きに奥の別室に移動すると、そこにはリーフェンベルクのクヌート皇子と侍従のクロームが待っていた。王子の身に危機が迫っているようで、ク ロームはいろいろな事を一気にまくし立ててきたが、私はチャザの使徒として依頼の整理をお願いした。と同時に、エリオスの交渉術が功を奏して、報酬の吊り 上げに成功した。依頼内容はこうである。 1.クヌート王子暗殺の阻止。メンバー一人当たり2万Gp 2.出奔した元王子の身柄の確保。メンバー一人当たり2万Gp 3.リーフェンベルクの派閥争いの仲裁。メンバー一人当たり2万Gp 4.サミット後のクヌート王子の護衛任務。メンバー一人当たり2万Gp 侍従クロームのドケチな性格が、元の報酬額がそれぞれ一人当たり5千Gpであったことから伺われる。そしてその事にそこはかとなく親近感を覚えるのであっ た。それはそれとして、依頼の成功は100%確約出来ないが、それぞれを達成すると受け取れる成功報酬という事で引き受けた。 ク ヌートの暗殺防止の護衛のために、公式の場以外では冒険者の格好をしてもらうことにし、偽名「センブリ」で通す事にした。また、我々の集団を呼ぶ名称を 「インペリアルガード」と決めた。私としては「第一モルマメン軍」か「チーム・チェッペドゥ」あたりが良かったのだが。 情報が少な い2番の依頼のために、色々と聞いてみると。クヌート王子よりも継承権の高い出奔した王子の身柄をおさえることで、クヌート王子排斥派(現宰相のイブラヒ ムもこの一派らしい)の野望を打ち砕くことが出来ることがわかる。出奔王子には王家を継ぐ気がないのだ。正式に王位継承を辞退する事なら進んで行うだろ う。そして、出奔王子の特徴を聞いていると、キュネリアとエリオスが顔を見合わせて「オジー!」と声を揃えた。酒場の一件で垣間見た何かは出奔王子の特徴 と一致した様だ。この偶然の僥倖がなければ出奔王子探索は暗礁に乗り上げていたことだろう。 とりいそぎ出島に戻ってみると、オジー は既に消えていた。周りの人々に聞いてみると、正体不明のおっさんと北西に向かったとのこと。北西というと、高級住宅街のあるあたりだ。クヌート王子排斥 派に先を越された気配が濃厚である。それはともかく、高級住宅街にて聞き込みを行った。結果、グスタフというイブラヒムと仲の良い貴族の邸宅にオジーが 入って行ったのを見た人がいた。 グスタフの邸宅は意外に質素なもので、門番も一人だけであった。我々は事を急がねばならず、綿密な 計画も立てずに潜入することにあいなった。まずは、グスタフに用事がある旨を門番に伝えると、あっさりと中に通された。グスタフは思っていたよりもフラン クな性格なのかもしれない。途中ウィードと私でトイレに行くということで、番人を引き付ける。ウィードはトイレの窓から外に出て外から探索。キュネリアが 1Fの探索。エリオスが2Fの探索にそれぞれ向かった。私はトイレから出て番人の足止めである。「ウィードの大は長いんですよねー。時間的にも物理的に も」とか言いながらその場をつくろう。結局番人はしびれを切らしてトイレの終了した私とクリストフそして、1F探索から戻り、うまく我々に合流したキュネ リアを応接間に案内した。そして、数分も待たずしてグスタフが現れた。まさか、オジーを返せとも言えないので、チャザ神殿の開発した健康食品の新製品の宣 伝をすることにした。以前ロイド氏から聞かされた話である。すると、「最近コレステロールが気になって」とグスタフも乗り気である。そうこうしていると、 窓の外にウイードとオジーとエリオスが着地するのが見えた。どうやら上手く事が運んだようだ。私も一通りの説明を終えその場を辞した。 コロシアムに戻ると、まずはオジーに入浴してもらった。臭い立つ王子というのは全くさまにならない。入浴を終え、いろいろと話をするうちに、オジーは頭を かかえてうなり始めた。そして、平穏を取り戻すと、オジーはさまざまな事を思い出した。本名はダグラスと言うそうだ。クヌート王子に王家に伝わるキーワー ドを確認してもらうと、間違いなくオジーは王家の人間であるとのこと。サミットの準備は整った。 サミットの当日になった。我々は貴 賓席の末席からサミットを見守る。そうすると、あろうことかエスタニア国の席に黒の騎士団のゼロとダークがいるではないか。連中は何をやらかすつもりなの か?訳が判らないが悪い予感がする。だが、しかし、序盤は平和に進んだ。まずはアルテミス姫による各国への提案があった。内容は以下の通り。 ・セバールに安住の地を提供する ・オメガダイトの分配は全権セバールに譲渡 ・3カ国の同盟による援助でセバールの復興を支援する ・技術供与でセバールの生産力を確保し、雇用を確保する 休憩中に依頼の話が出た。依頼Cの最中にてミッドランドに根回しをしたいとのことだ。といった事を話していると、エリオスが遠方からこちらを狙う人物を発 見した。クリストフがイブラヒムを、私がクヌートをカバーした。そしてウィードがスパイダーウェブで敵を無力化した。がしかし、事態は収束せず、新たな敵 が2名登場してきて。何かを大声で語った。内容は「カーディス様復活のためにはクヌートが邪魔だ」といった感じである。どの様にしてその論理が成り立つの かは全く謎のままだ。だが、その後新型らしいオメガギア「オメガネメシス」が登場しコロシアム内で殺戮を開始した。 敵戦力は奥のほ うにこの場のリーダーらしいプリースト「アルベルト」と腹心らしい魔術師「イワン」、中央左右に展開する何か人外っぽいモンスター2体、そしてど真ん中に 超強そうなオメガネメシス1体。合計5体。こちらは我々インペリアルガード5名と黒の騎士団が数名である。数の上ではこちらが勝っているが、敵は決して弱 くはないだろう。とかなんとか考えながら臨戦態勢を取っていると、ゼロがなにやら大声で語りはじめた。「合衆国セバールの建国をここに宣言する!」。それ は今言うことか?と驚いたが、計っていたタイミングを戦闘開始でうやむやにされたためだろう。言葉の強さからはまるで、エスタニアをセバールに併呑して、 さらに他国を侵略する程の勢いである。真意は測りかねたが、今はそれどころではない。目の前の危険を排除するか、要人を伴って脱出すべき時だ。 例によってキュネリアによるシャドウボディとウィードによるカウンターマジック、そして私のブレスをかけて戦闘準備、エリオスが狙撃ポイントを確保して、 クリストフが先陣をきって突入した。キュネリアが黒いギガちゃんを召喚し、敵の魔術師に対峙させる。右の人外のさらに右の方にエンジュが現れ何かを歌い始 めた。同時に自分の体の奥から力が湧いてきて、感覚は研ぎ澄まされた。これが呪歌と言われるものなのだろうか。もしかするとマイリーの使徒の用いるバトル ソングかもしれない。そう考えながら私は、右の敵の力量を測りかねたので、接敵せずにエンジュを守れる位置まで移動した。左の人外を黒の騎士団が倒し、続 けて中央のオメガネメシスに向かう。右の人外をクリストフが倒し、奥のアルベルトに向かう。私は手が空いていたのでホーリーウェポンをクリストフの武器に 付与した。ウィードとキュネリアはアルベルトとイワンの無力化に力を注ぐが、成果は芳しくない。敵の2人は何か異常な程魔法に対する抵抗力を持っているよ うだ。そして、その後ゼロを追う男ヴァンが乱入してきて、ゼロと一騎打ち状態になり、敵のボスがフォースエクスプロージョンを唱えクリストフに大ダメージ を与えた。普段ならば私には威力の弱いヒーリングしか唱えられないのだが、力のみなぎる今日はより強力なキュアインジャリーを唱えられる様な気がしたので 唱えてみた。不慣れな呪文なので術式をちょっと間違えてしまったが、そこでチャザ神の加護願う気持ちが届いたのか呪文が発動し、傷の大部分を治癒出来た。 「毎朝の祈りを欠かすことなかれ」とチャザ神の声を聞いたような気がした。そうこうしているうちに、オメガネメシスが黒の騎士団によって倒されると、最 後っ屁よろしくアルベルトがフォースエクスプロージョンを放って去っていった。「もうすぐカーディス様が蘇る」という言葉を残して。(この辺りは記憶が曖 昧である、本当はアルベルトはクリストフの剣によって倒されたのだったかもしれない) サミットでの惨劇のあと、オジーは王位継承を 辞退し、イブラヒム一派の権勢は大きく衰えたようだ。また、クヌート王子は周りの我々に散々こきおろされたせいか、心機一転して見違えるほど国政に対して 積極的になった。自ら望んでミッドランド行きを志願したらしい。我々は今回の依頼4番として彼に随行するかどうかの選択を迫られた。私は船旅が大好きなの で大賛成であるが、他のメンバーはどの様な意見を持っているのだろう。北海の荒波亭で作戦会議としゃれこもうではないか。エールでも嗜みながら。 ・キュネリアの日記○月×日今日はお店に出島のオジーさんがやって来ました。 どうやら、ウィード君にお酒をもらいにきたようです。 ジュバンさんがオジーさんとウィード君にお酒を奢ると言ったので私はお酒を取りに行きました。 出そうとしたときにオジーさんがお酒目掛けて飛び出してきました。 バランスが崩れてお酒がオジーさんにかかってしまいました。 急いでタオルを取りに行きました。 オジーさんを拭いていると肩に変な模様が書いてありました。 まさかその模様が後で大変な意味を持っていることはこの時には気がつきませんでした。 丁度お片付けも終わった頃にウィード君の兄弟子さんのジョシュアさんが来ました。 アロエちゃんの村の遺跡のお話についてみたいです。 みんなと一緒にロイさんの所に向かいました。 ロイさんは調べてわかったことを教えてくれました。 とりあえず、つよい魔人さんとすごい邪神さんの封印が解かれようとしているみたいでした。 魔人さんの方はもしかしたら封印が解かれているのかもしれないとの事でした。 何か大変な事が起こっている。 それはわかりました。 帰り際にエリオスさんが此処に来るためのパスが欲しいと言って、ロイさんはみんなにパスをくれました。 これでいつでもお菓子を届ける事ができます。 いつもウィード君が食べちゃうから………美味しそうに食べてくれるのはとても嬉しいけど。 全部食べちゃうのは少し困るかな? 荒波亭に戻ったら次にアルテミスさんに会いに行く事になりました。 サミット前だから、エルゼちゃんも誘いたいと言うとみんなも大丈夫と言ってくれたから、出島に迎えにいきました。 出島に着いたら子どもたちが寄ってきました。 お菓子をあげる人って思っているのかな? 今回も焼き菓子が上手にできたからあげました。 喜んでもらえてるからよかったです。 エルゼちゃんを迎えに行くとエンジュさんも居て、事情を説明するとエルゼちゃんと行くことを了解してくれました。 エンジュさんも一緒に来てくれるみたいなので嬉しいです。 行く途中ジュバンさんが楽しそうに笛を吹いていました。 アルテミスさんの所に着くと大事なお話があると言ってエルゼをちゃんとエンジュさんと別れました。 大事なお話は依頼の話でした。 リューフェンベルクのクヌート王子さんとお付きの人も居てお話を聞きました。 お話の内容はクヌート王子を守るが主な仕事です。 ただ、お話に難があったみたいでエリオスさんが整理して交渉をしてくれました。 わかりやすくなった所で改めて説明を聞いた時にクヌート王子のお兄さんを探して欲しいと頼まれた時の特徴を聞いて思わずエリオスさんを見ました。 エリオスさんは口に指を添えていました。 まだ言ってはいけないみたいです。 私は頷きました。 完遂できるかはわからないと了承を得てから動き出しました。 王子さんを守る直属の部隊としてインペリアルガードと言う名前の部隊になりました。 王子さんは冒険者さんの格好をして護衛となりました。 王子さんの護衛中の名前はセンブリさんになりました。 どこかに同じ名前の苦いお茶があったような………? エルゼちゃんとエンジュさんを迎えに行き、オジーさんと会うために一緒に出島に行きました。 しかし、オジーさんはいませんでした。 誰かと一緒に行ってしまったみたいです。 色々な人に聞いた結果一つのお家に入った事がわかりました。 えっと、イブラヒムさんの仲良しさんのグスタフさんのお家です。 中に入るとエリオスさんは二階を探して、私は一階を探す事になりました。 ジュバンさんとルメールさんとウィード君とセンブリさんはトイレに行くみたいです。 入って左側の通路に行くとお部屋が三つありました。 私はシルフさんにお願いをして、お部屋の音を届けてもらいました。 三つのお部屋は物音が一切しませんでした。 右側の通路に行きみなさんと合流しました。 兵士さんとジュバンさんとルメールさんとセンブリさんがいました。 ルメールさんに右側には誰も居ない事を告げてお手洗いに入り奥の部屋の音を聞きました。 どうやら厨房みたいでした。 一階にはオジーさんいないみたいでした。 時間になり私たちは応接間に向かいました。 少し待つとお腹の大きな人がやってきました。 この人がグスタフさんみたいです。 …人間って不思議ね。赤ちゃんがお腹にいるお母さんでもないのにお腹が大きい人がいるのだもの。村には居なかったから、人間っておもしろいなぁ。 何を話すのか悩んでいたらジュバンさんが色々とお話をして時間を長引かせていました。 さすがです。 しばらく待つと窓に降りてくる三人が見えました。 最後に言葉を残してグスタフさんのお家から去りました。 そのあとオジーさんにお風呂に入ってもらい、色々とお話を聞きました。 オジーさんはグスタフさんと本当は言うらしいです。 サミット会場にある宿舎に戻り頼まれた一つを出来たことを告げました。 大丈夫みたいでした。 オジーさんは実はすごい人だったみたいです。 今日はサミット会場の宿舎にお泊りになりました。 そう、最近よく風の精霊さんが頭を撫でていきます。 どうしたのかな? ○月○日 とうとうサミット開催です。 私たちはインペリアルガードとしてリューフェンベルクのクヌート王子とイブラヒムさんの側にいました。 回りにはたくさんの人がいます。 すごい。 さすがは大きな街です。 ブリタニア席にはアルテミスさんやエスタニアの席には黒の騎士の人達もいました。 少しびっくりしました。 アルテミスさんはサミットでセバールに安全と安心をと言っていました。 安全で安心のできる世の中が一番だなぁと私も思います。 争いばかりではなくてもっと仲良くできればいいのに。 とりあえず、クヌート王子さん流されてばかりで何も言っていないです。 アルテミスさんを助けたいと思うならもっとしゃっきりとしたほうがよいと思います。 と休憩時間中にクヌート王子さんにいいました。 言っても何も答えてくれないのでもっと言おうと思ったらエリオスさんに頭をつかまれました。 何を言っても無駄だから言わない方がいいとの事です。 難しいです。 サミットが続きました。 少し経つと不穏な気配を感じました。 見ると誰かがこちらを狙っていました。 見ていた先はクヌート王子さん。 エリオスさんが大声でいいました。 一応オジーさんの前に立ち回りを見ました。 庇われているアルテミスさん。 意に反さずそのままの状態のエスタニア、黒の騎士団。 狙われていないのが分かっているからなのでしょうか。 見に来たみなさんも声を出しています。 その時、二人何かを言いながら出てきました。 とりあえず、クヌート王子さんが邪魔なのだそうです。 今なら倒しやすいと言っていた記憶もあります。 そして現れた巨大な、そう前に見た牛蟹さんのようななにかが現れてそして魔族も二匹現れました。 牛蟹さんのような大きなものは人を次々と潰していきました。 ………ゆるせない。 いけないことをしたらめっと言わなければいけません。 そして、今回していることはとてもいけないことです。 そして、ギガちゃんを喚んだらギガちゃんが黒くなっていました。 ギガちゃんも怒りの波動を受けてしまったみたいです。 よく見たらエルゼちゃんとエンジュさん、その隣にはなんとエリオスさんのお父さんがいました。 魔族の近くでとても危ない場所でした。 エリオスさんがお父さんにエルゼちゃんを連れて逃げてくれました。 エンジュさんはその場に残っていました。 力強い何かを感じました。 戦いは黒の騎士団も参戦してくれて最初に大きなものと魔族一匹と戦ってくれました。 私たちはそれぞれの場所に立ちました。 そして、戦闘が始まりました。 エンジュさんが歌を歌いました。 身体の内側から力が溢れるような感覚がしました。 今ならもっとすごい魔法が放てるような気がする。 私は奥にいる一人にスリープをかけました。 見事にかかりました。 自分でも驚きました。 でも、そのあとはすぐに起こされてしまいました。 魔族を一匹こらしめて、ギガちゃんを奥の一人に向かわせたら消されてしまいました。 すぐにギガちゃんを出そうとしたその時。 風が私を一撫でしました。何故か呼ばれた気がしました。 だから………私は呼びました。 出てきたのはシルフでした。 ギガちゃんは風のギガちゃんに変化しました。 羽も二枚から四枚に増えました。 少し、見とれてしまいました。 戦いは優位に終わることができました。 一人逃げてしまったり、戦っている最中に変な人が来たりしましたが、みんな無事でした。 よかった。 色々な爪痕を残しながら、サミットは流れていきました。 どうなったのか、それはうやむやになってしまっているみたいです。 ただ、クヌート王子さんは少し顔立ちが変わった気がします。下を向いていたのが、前を向くようになりました。 このまま、前を向いていてくれたらいいなと思います。 アルテミスさんも嬉しそうですし。 そうです。 依頼をされました。 依頼はミッドガルドへ行くこと。 クヌート王子さんの護衛任務です。 みんな行くのかな? みんなが行くと言うのなら一緒に行こうかな? ミッドガルド………どんな生き物がいるのでしょうか。 どんな生活を営んでいるのでしょうか。 とりあえず、みんなのお話を聞こう。 うん。 最近、なんだかたくさんの事を経験しています。 まるで物語のお話みたい。 |
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