Studio Way To Moon

日記(2014年06月)

・2014/06/23 陰謀説について

 最近になっても、いまだに心の中の闇の部分がうごめきだす事がある。今回は
「STAP細胞を駆逐するために、ES細胞推進派が情報戦を仕掛けているのでは?」
という、身近でない物事に対する陰謀説が湧き上がってきたのだ。何の証拠も無いが、TVを見ているとその考えが頭上をハエの様に旋回し続けるのである。私としてはSTAP細胞は実在して欲しいという気持ちがあり、その希望を否定しようとするマスメディアには不信を禁じえないのだ。

 それはそうと、心が陰謀説に囚われている状態は不幸である。陰謀説は放っておくと連鎖してゆき、世界の至る所に陰謀の影を投影せずにはいられなくなるのだ。例えば、STAP細胞から始まった陰謀説が、政府と宇宙人の密約まで拡大し、私に生きる意味を見失わせてしまう。そして最終的には、家で出てくる夕飯に薬物混入の疑いをかけるに至り、自分と家族との絆を破壊してしまうのだ。陰謀説はまさに毒である。心にしみこみ広がって、しまいには大切なものをだめにする。

 陰謀説という情報毒に対抗出来るものは、ないのだろうか?

 とても万能薬とはいえないが、あることはある。それは「学問」に対する信頼である。かつて、不信の大海を漂流していた私が、立ち直るきっかけになったのは、一枚の電子事典であった。事典を読み進むにつれ、編集者が「虚偽・秘密・誤解」を取り除く努力をはらっていることが感じられて、信頼に値するものが世の中にはあるのだということが理解出来たのだった。事典に限らず、学問に属する知識は虚偽を取り除くべく力を尽くされている。そして、その努力は未来永劫人類が存続する限り続けられるものだ。世界のなにもかもが嘘っぱちというわけではないのだ。

・2014/06/20 同人音楽を楽しむ

 自分の作品の配布方法をいろいろ検討していたら、同人音楽の入手方法の開拓につながったという話。先ずは東京周辺の同人音楽家のレベルを確認するために、試聴可能な店やサイトを探してみたら、近場で以下の店がヒットした。それまでは、虎の穴などでジャケ買いするしか方法が無いと思っていたので、大変な進歩である。

池袋にある同人・インディーズ音楽専門店「TOKYO FUTURE MUSIC」

http://www.future-music.co.jp/index.html

注・火曜定休

 この店の凄いところは、扱っているCD全てが試聴可能なところ。試聴したいという意志を店員さんに伝えると、CDプレイヤーを貸してくれる。イヤホンも借りられるらしいが、音質のこだわりなどで好みもあるので、イヤホンは自分で用意していったほうがいい。小さな店なので、品揃えに限界はあるものの、全部のCDを試聴しようと思ったら、何日も通いつめなくてはならないほどの分量はある。ビニールのかかっている商品とは別に試聴用のCDが棚に用意してあって、自由に取り出して聞ける。座席があるので座って聞ける。また、お茶もタダで飲める。

 棚はおおまかに4グループに分けてある。

1.インスト系もしくは男性ボーカル系(多分)インディーズCD
2.女性ボーカル系
3.二次著作系
4.ボーカロイド系

 大体満遍なく聞いてみて(4以外)、1は実験音楽的なテイストが主力だった。2はプロと遜色ないクオリティだった。3は東方Projectの勢力の大きさに驚いた。で、結局3で一番気に入った艦これの二次創作CDを購入した。

「艦これオーケストラ」Melodic Taste作・以下urlは公式サイト

http://taste-f.sakura.ne.jp/Melodic/

 PCMシンセによるオーケストラアレンジ作品。原曲を大胆にアレンジして、大河ドラマ的音楽に仕上がったもの。クオリティ高し。7曲入りで税抜き1200円でした。

といったところで、CD売りにもCD買いにも有意義な発見でした。
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